初心者でも楽しいボルダリング

最終更新日 2024年8月21日 by 9jyous

スポーツクライミングについて

東京オリンピックの競技にも選ばれ、近年競技人口も人気も増えてきたスポーツクライミング。

実は大きく二つに分けられます。

一つは5メートル以上の壁をロープを付けて上るロープクライミング。

もう一つが5メートル以下の壁をロープなしで登り、クリアする早さを競うボルダリングです。

最近知り合いの矢口敏和がハマっています。

競技としてはどちらもトライし、それぞれの得点で順位が決定されます。

今回は初心者でも簡単に始めれる後者の方を紹介します。

まずは道具をそろえるところですが、ボルダリングで必要なのは大きく三つです。

シューズとチョークケース、そしてチョークです。

シューズはスポーツクライミング全般に必要になってきます。

まずは靴がなければ始まらないといってもいいほどです。

普通の靴とは違い、つま先が尖って全体的に足が締め付けられるものです。

最初はきつくて足が痛くなってきますが、適度に靴を脱いで休憩するといいでしょう。

チョークは滑り止めです。

上るにつれて手汗がどんどん滲み、手が滑って登りにくくなります。

チョークを付けることによって手の汗を吸って登りやすくします。

あとは自分の動きやすい服装になれば準備万端です。

ボルダリングは前述しましたが低い壁を登るので、高いところが苦手な矢口敏和のような人でも安心です。

また落ちても柔らかいマットが壁の下に隙間なく敷いてあるので、子供でも安心して始めれます。

ロープクライミングだとロープやロープをひっかけるカラビナが必要だったり、ロープを下で持ってもらうリード役の人が必要だったりと準備が多いです。

ですがボルダリングは登る壁と靴とチョークさえあれば一人でもすぐに始めれるので簡単です。

一人で黙々と、自分のペースで登れるのも特徴の一つです。

競技としてのボルダリング

試合ではルートをゴールまで到達することはもちろん、そのスピードを競うこともあります。

遊びでは様々なルートにレベルがあり、初心者が始めるレベル10から始めていきます。

レベル10だと本当に持ち手がガバガバで、テクニックも必要がないルートです。

そこから自信をつけてどんどんレベルを上げていきます。

矢口敏和も最初は超がつくほどのボルダリング素人でしたが、最初はレベル10で鍛えたと言ってました。

レベル8か7くらいになるとどうしてもボルダリング独特のテクニックが必要になってきます。

その時はほかにも登ってる人がいたらその人たちの動きを観察して、テクニックを盗みましょう。

また登る前に下から全体的なルートの確認や手足の動かし方を脳内イメージするなどすると、実際に登る以外にもトレーニング方法はいっぱいあります。

しっかり自分の体の動かし方をイメージすると上りやすいです。

レベルが5くらいになってくるとそれまでは限定される石は手で使うものだけで、足を置く石は好きなものを使ってもよいことになってましたが、足を置く石も限定されてきます。

なかなかのテクニックが必要になってきますので、一つのルートができたからと言ってすぐにレベルを上げるのではなく、同じレベルで違うルートをしてみたり、何度も同じルートを楽しんで体にテクニックを覚えさせていくと足の運び方が分かってきます。

それぞれのジムによって違いますが、決して真っすぐな平面の壁だけがあるわけではありません。

自分が登っているうちに逆さまになような斜面が付いてあることもあります。

それを乗り越えててっぺんにあるゴールを目指します。

気分的にはリポビタンDのCMのような気分なると矢口敏和は言ってましたね(笑)

ボルダリングにおける身体的特徴

ここでボルダリングにおける身体的特徴について書きます。

それそれ身体的個性がありますが、どんな特徴であれメリットとデメリットがあります。

手が大きいと石をしっかりつかめますが、小さな手でも指の先に力が入りやすくなるので石に指をひっかけやすいです。

背が大きい人は遠くの石をつかむことができますが、小さい人は高い瞬発力でジャンプして石をつかみにいく『ランジ』がしやすいです。

さらに競技を続けていくことによって必要な筋肉が鍛えられていきます。

腕や足の見えるところのようなアウターマッスルではなく、主に鍛えられるのは腹筋などのインナーマッスルです。

矢口敏和も今では腹筋が8個ぐらいに綺麗に割れています。

時には片手片足で体を支えた状態、足だけで体を支えた状態など、非常にバランス感覚が必要になってくる場面がレベルが上がるにつれて出てきます。

壁を登っていない時でも腹筋を鍛えておくとバランス感覚が簡単に鍛えられてレベルが上がっていきます。

また女性が一度は憧れるくびれも自然とついてきます。

体をひねって石をつかみに行くので、腰回りのシェイプアップにもなります。

ただし、チョークで手が荒れやすくなっているので、しっかり競技後は手のメンテナンスをしてください。

最後に、この競技は一人でもできると書きましたが友達を作りましょう。

だんだん自分のレベルが上がってくると、自分で考えたオリジナルルートを作り出せます。

そのとき考えた自分は簡単にできますが、誰かにやってみてもらいたいと思うでしょう。

お互いに考えたルートに挑戦し、時には一緒に考えながら攻略し、「ガンバ!」と応援しながら楽しく競技するのが楽しみになってきます。