【予約前に確認!】ゴルフ場によって異なる!ドレスコード徹底解説

最終更新日 2024年8月21日 by 9jyous

ゴルフを愛する皆様、こんにちは。ゴルフ雑誌の元編集長、佐藤誠一郎です。今回は、ゴルフ場によって異なる「ドレスコード」について、徹底的に解説していきます。

ゴルフは紳士淑女のスポーツ。服装のマナーを守り、気持ちよくプレーすることは、ゴルフを楽しむ上でとても大切です。「服装なんて、個人の自由じゃないか」と思う方もいるかもしれませんが、ゴルフ場にはそれぞれ歴史や伝統があり、それを重んじる意味でもドレスコードは存在します。

例えば、格式高い名門コースでは、ジャケット着用が必須だったり、デニムやスニーカーがNGだったり、厳格なルールが設けられている場合があります。一方、カジュアルなパブリックコースでは、比較的自由な服装が認められていることも。

なぜ、このような違いがあるのでしょうか?それは、ゴルフ場の成り立ちや会員層、そして目指す雰囲気によって、ドレスコードが異なるからです。名門コースは、伝統と格式を重んじる会員が多く、服装にも一定の品格を求めます。一方、パブリックコースは、より多くの人々にゴルフを楽しんでもらうために、比較的自由な服装を許容しています。

「せっかく予約したのに、服装が原因でプレーできなかった…」

そんな残念な事態を避けるためにも、この記事でしっかりとドレスコードの知識を身につけて、自信を持ってゴルフ場へ出かけましょう。

基本のドレスコードを押さえよう

まずは、ほとんどのゴルフ場で共通する基本的なドレスコードから確認していきましょう。

襟付きシャツはマストアイテム

ゴルフウェアの基本は、襟付きのシャツです。ポロシャツやモックネックシャツなど、襟があるものが一般的です。素材は、吸汗速乾性に優れたものがおすすめです。夏場は特に、汗を素早く吸収し、快適にプレーできるものを選びましょう。

なぜ襟付きシャツが必須なのかというと、それはゴルフの歴史と深く関係しています。ゴルフは15世紀頃にスコットランドで誕生したスポーツですが、当時は貴族や上流階級の人々が楽しむものでした。そのため、服装もフォーマルなものが求められ、襟付きシャツが定着したのです。

現代では、ゴルフはより多くの人々に楽しまれるようになりましたが、この伝統は今も受け継がれています。襟付きシャツを着用することで、ゴルフというスポーツへの敬意を表すことができるのです。

襟付きシャツを選ぶ際には、デザインや色にも気を配りましょう。派手すぎる柄や色は避け、落ち着いたものが好ましいです。また、素材も重要です。夏場は涼しい素材、冬場は暖かい素材を選ぶなど、季節に合わせたものを選びましょう。

ボトムスは何を選べばいい?

男性は、チノパンやスラックスなどの長ズボンが基本です。色は、ベージュ、ネイビー、グレーなど、落ち着いたものが好ましいでしょう。女性は、スカートやキュロットに加えて、最近は丈の長いパンツも認められるようになってきました。ただし、ジーンズや短パン、カーゴパンツなどはNGです。

私が若い頃は、女性のスラックスはNGというゴルフ場もありました。しかし、近年では女性の社会進出が進み、ゴルフウェアも多様化しています。そのため、多くのゴルフ場が女性のパンツスタイルを認めるようになりました。

ボトムスを選ぶ際には、動きやすさを重視しましょう。ゴルフは全身運動なので、ストレッチ素材など、動きやすいものがおすすめです。また、ポケットがたくさん付いていると、ボールやティー、マーカーなどを収納できて便利です。

シューズの選び方と注意点

ゴルフシューズは、芝生を傷つけないスパイクレスが主流です。最近は、スニーカータイプのゴルフシューズも多く、普段使いもできるおしゃれなデザインが増えています。

注意点としては、サンダルやクロックスのようなカジュアルすぎるものはNGです。また、ゴルフシューズを履いてクラブハウス内を歩くのもマナー違反とされています。これは、ゴルフシューズの底についた芝や土で、クラブハウス内を汚してしまう可能性があるためです。

ゴルフシューズを選ぶ際には、グリップ力と防水性を重視しましょう。雨の日でも滑りにくいシューズを選ぶことが大切です。また、自分の足に合ったサイズのものを選ぶことも重要です。

ゴルフ場特有のルールをチェック

基本のドレスコードに加えて、ゴルフ場によっては独自のルールを設けている場合があります。予約前に必ずホームページなどで確認しておきましょう。

ジャケット着用が必要な場合も

格式高いゴルフ場や、クラブハウス内での食事の際には、ジャケットの着用が求められる場合があります。特に冬場は、防寒対策としてもジャケットを持参することをおすすめします。

私の経験では、名門コースである「オリムピックナショナルゴルフクラブ」は、クラブハウス内でのジャケット着用が必須でした。格式高い雰囲気の中でプレーするのも、ゴルフの醍醐味の一つですね。(出典:オリムピックナショナル予約

ジャケットは、ネイビーやグレーなど、落ち着いた色を選びましょう。素材は、季節に合わせてウールやコットンなどを選ぶとよいでしょう。

レストランでのドレスコード

クラブハウス内のレストランを利用する際にも、ドレスコードがあります。基本的には、プレー時の服装で問題ありませんが、襟付きシャツは必須です。ジーンズやサンダルなど、カジュアルすぎる服装は避けましょう。

レストランによっては、さらにドレスコードが厳しくなる場合があります。例えば、男性はネクタイ着用が求められる場合や、女性は露出の多い服装がNGの場合もあります。予約前に確認しておくと安心です。

レストランでのドレスコードは、ゴルフ場によって異なります。事前にホームページなどで確認しておきましょう。

女性ゴルファー向けの注意点

女性の場合、スカートの丈にも注意が必要です。短すぎるものは避け、膝丈程度の長さが好ましいでしょう。また、ノースリーブやキャミソールはNGです。肩が出る場合は、上に羽織るものを用意しておきましょう。

これは、ゴルフが伝統的に紳士のスポーツとして発展してきた背景があります。女性ゴルファーが増えた現在でも、上品で清楚な服装が求められる傾向があります。

最近では、機能性とファッション性を兼ね備えた女性用ゴルフウェアが多く販売されています。おしゃれを楽しみながら、マナーも守れるような服装を選びましょう。

NGな服装とは?

ここまでOKな服装を紹介してきましたが、逆にNGな服装とは何でしょうか?具体的な例を挙げて解説します。

ダメ!絶対!Tシャツ・ジーンズ

Tシャツやジーンズは、ゴルフウェアとしては認められていません。どんなに暑い日でも、必ず襟付きのシャツとチノパンなどを着用しましょう。これは、ゴルフ場がスポーツを楽しむ場であると同時に、社交の場でもあるからです。Tシャツやジーンズは、カジュアルすぎて、他のプレーヤーに不快感を与えてしまう可能性があります。

特に、ジーンズは素材が硬く、スイングの妨げになることもあります。また、Tシャツは汗を吸収しにくく、プレー中に不快感を感じることがあります。

カジュアルすぎる服装はNG

ジャージやスウェット、タンクトップ、ハーフパンツなどもNGです。ゴルフウェアとして販売されているものでも、カジュアルすぎるデザインのものは避けましょう。

例えば、袖がカットオフされたポロシャツや、ダメージ加工の入ったパンツなどは、ゴルフウェアとしてはふさわしくありません。ゴルフウェアは、機能性とデザイン性を兼ね備えたものが多く、快適にプレーできるだけでなく、おしゃれも楽しめます。

ゴルフウェア以外の注意点

服装以外にも、帽子やサングラス、アクセサリーなどにも注意が必要です。帽子は、つばのあるキャップやサンバイザーが一般的です。サングラスは、プレーの邪魔にならないものを選びましょう。アクセサリーは、派手すぎるものは避け、シンプルなものが好ましいです。

特に女性の場合、ネックレスやピアスなどのアクセサリーは、スイングの際に邪魔になったり、他のプレーヤーに当たってケガをさせてしまう可能性があります。安全のためにも、プレー中はアクセサリーを外すか、最小限に留めるようにしましょう。

また、帽子は日差しや紫外線から肌を守るだけでなく、プレー中の集中力を高める効果もあります。ゴルフ用の帽子は、通気性が良く、軽量で、頭にフィットするものが多いので、快適にプレーできます。

ドレスコード違反を防ぐコツ

最後に、ドレスコード違反を防ぐためのコツを3つ紹介します。

事前確認が大切!

予約前にゴルフ場のホームページや予約サイトでドレスコードを確認しましょう。不明な点があれば、ゴルフ場に直接問い合わせるのもおすすめです。

ゴルフ場のドレスコードは、ホームページや予約サイトに記載されていますが、中には分かりにくい表現が使われている場合もあります。例えば、「スマートカジュアル」や「ゴルフウェア」といった言葉は、人によって解釈が異なる可能性があります。

事前にゴルフ場に問い合わせることで、具体的な服装の例を聞くことができます。また、疑問点があれば、その場で解決できるので安心です。

迷ったらゴルフ場に問い合わせ

「この服装は大丈夫かな?」と迷った場合は、ゴルフ場に問い合わせて確認しましょう。事前に確認することで、安心してゴルフ場へ向かうことができます。

ゴルフ場のスタッフは、ドレスコードについて熟知しています。疑問点があれば、遠慮なく問い合わせてみましょう。

また、ゴルフ場によっては、ドレスコードに関する相談窓口を設けている場合があります。予約時やプレー前に相談することで、安心してゴルフを楽しめます。

万が一の時のために着替えを

万が一、ドレスコードに合わない服装でゴルフ場へ行ってしまった場合に備えて、着替えを持参しておくと安心です。特に、初めてのゴルフ場へ行く際は、念のため着替えを用意しておきましょう。

ゴルフ場によっては、レンタルウェアを用意している場合もありますが、サイズやデザインが限られている可能性があります。自分に合った服装でプレーするためにも、着替えを持参することをおすすめします。

着替えを持参する際は、コンパクトにまとめられるものを選びましょう。また、季節や天候に合わせて、長袖や半袖、薄手や厚手のものを用意しておくと便利です。

まとめ

今回は、ゴルフ場によって異なるドレスコードについて詳しく解説しました。基本のドレスコードを押さえた上で、ゴルフ場特有のルールも確認し、マナーを守って気持ちよくプレーしましょう。

ドレスコードは、ゴルフというスポーツへの敬意を表すものです。服装のマナーを守り、紳士淑女としてゴルフを楽しみましょう。

また、ドレスコードは時代とともに変化していくものです。最近では、機能性とファッション性を兼ね備えたゴルフウェアが多く販売されており、おしゃれを楽しみながらマナーを守ることができます。

例えば、吸汗速乾性に優れた素材のポロシャツや、ストレッチ素材のパンツ、スニーカータイプのゴルフシューズなど、快適にプレーできるだけでなく、見た目もおしゃれなものがたくさんあります。

ゴルフウェアを選ぶ際には、自分の好みだけでなく、ゴルフ場の雰囲気や季節、天候なども考慮しましょう。例えば、格式高いゴルフ場では、落ち着いた色合いのシンプルなデザインのものを選ぶとよいでしょう。一方、カジュアルなゴルフ場では、明るい色や柄物を取り入れて、おしゃれを楽しむのもおすすめです。

ゴルフウェアは、ゴルフショップやスポーツ用品店、百貨店などで購入できます。また、最近はオンラインショップでも豊富な品揃えがあります。試着をして、自分に合ったサイズやデザインのものを選びましょう。

ゴルフウェアを新調する際は、ぜひこの記事で紹介したドレスコードを参考にして、自分にぴったりの一着を見つけてください。そして、おしゃれなゴルフウェアを着て、気持ちよくゴルフを楽しみましょう!