仕事
人材派遣会社を知って賢く利用する

⒈人材派遣会社とは?

人材派遣会社は、単純に言えば企業などのクライアントの求めに応じた人材を手配し、派遣することをビジネスモデルとしている会社のことです。
労働者の派遣というのは、古くから行われてきたものですが、戦後の高度成長期に雇用制度が整っていくに連れて、正規雇用と派遣労働といったものに格差が生じはじめ、1985年には正式に派遣労働者の保護を目的とした法律が制定されています。

人材派遣といってもさまざまであり、企業が求める人材も千差万別です。
例えば高度な技術が求められる場合や資格が必要といった場合もありますし、単純労働を行うものもあります。

人材派遣会社の仕事は、登録している労働者と雇用契約を結び、一方で派遣先の企業とは派遣契約を結びます。
人材派遣会社は登録した労働者に対して派遣先を紹介してそこに仕事に行ってもらい、仕事の内容に関しては派遣先企業が行うというものです。

なお、似たようなものとしては業務請負と人材紹介がありますが、業務請負では請負会社が請負契約を結び仕事を行いますし、人材紹介は登録している人材を紹介するだけです。

人材派遣会社は登録した人と雇用契約を結んでいることが大きな違いで、社会保険などの手続きは派遣会社が行います。
このため企業から見れば、直接雇用をするのと異なって社会保険の負担が軽減できるメリットがあり、また有期雇用ですので必要な時だけ人材を確保するといったことが可能です。

⒉人材派遣の種類について

一方で人材派遣といってもいくつかの種類があり現在の労働者派遣法で可能なのが「登録型派遣」「常用型派遣」「紹介予定派遣」「新卒派遣」です。

登録型派遣は一般労働者派遣とも呼ばれ、人材派遣では80%もの人がこれに該当します。
このため派遣といえば登録型派遣をイメージする人が殆どです。

この方式では派遣の仕事を希望する人が登録を行い、希望や条件に合った派遣先が見つかった場合に雇用契約を結びます。
この場合には仕事が見つからない場合には雇用されていませんから、どちらかといえば人材紹介に近いものです。

人材紹介と違うのは人材派遣会社が雇用主になることです。
なお、この登録型派遣を行うためには厚生労働省の許可が必要で、派遣会社のホームページなどにはその許可番号が掲載されています。

常用型派遣は特定労働者派遣とも呼ばれ、登録型と異なり派遣会社と雇用関係にあるものです。
つまり、仕事があろうがなかろうが、派遣会社に雇用されているので毎月の給与が支払われます。

主に技術職や資格が必要な職業に見られるもので、本来の人材派遣はこちらを指しているものでした。
こちらは許可制ではなく届出制となっています。

⒊変則的な紹介予定派遣と新卒派遣

人材派遣はこの登録型と常用型の2種類がその殆どを占めていますが、変則的なのが紹介予定派遣と新卒派遣です。
紹介予定派遣では、派遣先に直接雇用されることを前提に最長6ヶ月の人材派遣を行うシステムになります。

いわゆるインターン期間を設けるさいに直接雇用をすると手続きが煩雑になるため派遣会社にその業務を行ってもらうということです。
直接雇用されると、派遣先の会社は紹介手数料を支払うもので有望な人材を集めるさいによく利用されます。

また新卒派遣も紹介予定派遣と似ており、新卒者を派遣会社がビジネスマナーやOAスキルの研修を行うものです。
こちらも直接雇用をして新人研修をする手間を省けるというものであり、また十分に相互理解を行った上で企業が採用するか決めることができ、ミスマッチによる早期退職の原因を軽減することができます。

なお、人材派遣を利用するさいに覚えておきたいことは違法となるものです。
違法となるのは雇用期間が30日以内のものは登録型では禁止されています。
つまり最低でも30日間の雇用契約が保障されなければなりません。

また二重派遣や多重派遣も禁止されています。
これは派遣でやってきた労働者をさらに他の企業に派遣する行為です。
このため派遣で働いている労働者は派遣先の企業以外で働くことは禁じられます。

⒋人材派遣会社の良し悪しをどう判断するか?

利用する側にとっての人材派遣会社の良し悪しとしては、ひとつは仕事の紹介量です。
特に登録型は派遣会社が仕事を斡旋しない限り給与をもらうことができませんから、取り扱っている仕事の紹介が豊富であることが必要です。

それと会社によっては得意とする分野がありますから、その分野を見て選ぶことが大事です。
これは特定型でも同様で、自身のスキルを活かすためにも会社選びが仕事や給与に大きく影響します。

また仕事の他にも対応が丁寧であるか、社会保険がしっかりしているかもポイントです。
派遣会社においては登録している人は一種の商品ですから、商品を大切に扱わないような会社は良くありません。

それに社会保険を肩代わりするのが人材派遣の仕事のようなものですから、これらの手続きがしっかりと行われているかも大切な要素です。
これらを考慮した上で派遣会社を選ぶことがトラブルを避ける上でも大切だと実業家の岡野保次郎氏は解説しています。

趣味
スノーボードの歴史と初心者の練習法

●スノーボードの歴史

スノーボードは横向きに板の上に乗って足を固定した状態で斜面になっている雪の上をすべるスポーツです。同じように横向きの板に足を固定して滑るスポーツで水のうえならサーフィン、雪道ではなくコンクリートなどの陸上ならスケートボードというスポーツもあります。

1800年代にはサーフィンボードやスケートボードなど1枚の板を使って雪山を滑り降りるということはすでに行われていたのですが、アメリカで1963年に作られたスキーボードや1965年に作られたスナーファーと呼ばれる雪上サーフィンの道具をつかうようになったことが現在のスノーボードの始まりといわれています。

初期のボードは面積が大きくて新設の雪山を滑りサーフィンのように楽しむもので、雪が少ないところや圧縮された雪の上では滑りにくいものでした。その後メタルエッジを取ってダブルエッジにしたものや固定式ハードバインディングを搭載したものなど開発されていき、日本をはじめ世界中で協会も作られていき、1989年に世界の協会が発足しました。

退会としては1981年に初めてコロラド州で行われ、1983年には日本で「チャンピオンシップ」が開催、1986年にスイスで「インターナショナルチャンピオンシップ」などが行われるようになりました。

●スノーボードの使用方法

次のようなスノーボードの使い方が紹介されています。

板の上に乗せる足の置き方を決めるにはいくつかの方法があります。1つ目は利き足がどちらかということですが、スノーボードは後ろ足で舵を取って進むので、微妙なコントロールがしやすい聞き足を後ろに置きます。

利き足が右の場合は右を後ろに置く方が滑りやすく、右利きの方が多いので右足を後ろに置く方法をレギュラーといい逆の場合をグーフィーといいます。2つ目は利き目で決める方法ですが、横向きに滑るので前方に来る方の目が良く見えていないと感覚がずれ滑りにくくなります。

1メートル程度先にあるものを目標物として、その目標物に合わせて手を伸ばして人差し指をたてて、硬めづつで見ていき、初めに見た時とずれていない方が利き目になります。多くの人が左目が利き目なのでレギュラー、右目の場合はグーフィーといわれます。

3つ目は前足だけボードにつけてスケーティングをしてみて違和感を感じにくい方を前に置くという方法です。これらのように自分のスタンスを決めていくのですが、初心者の場合はどちらの足を前に置くかということはまだすぐには決められないの
で、左右対称のどちらでも使えるスタンダードなボードを用意するようにします。

●初心者が最初に練習しなければならない事

初心者にとって一番初めに身につけないといけないことが「止まれる」という自信です。ターンができなくてももしスピードが出てしまった時に「止まれない」ということはスノーボードが怖い原因となるので、エッジをどのように雪に食い込ませればスピードが落ちるのかということをしっかりと知って身につけておいて「自分で止まることができる」という自信を持てれば滑ることに恐怖感が無くなり練習しやすくなります。

そのため初めはなだらかな斜面でボードをまっすぐにして滑り始めて止まってみることを繰り返し練習しエッジのかかり方を身につけ、続いてつま先のエッジやかかと側のエッジなどでも止まれるように練習を重ねていきます。エッジを傾けて止めるときに重要なことは「ひざはしっかりと曲げておくということ」です。

こける練習も必要で、エッジで止めれば久手も濃ければ止まるということを身につけておくことも重要になりますが、こけると痛いという不安がある場合にはお尻の部分にもこもこがついているスパッツを選ぶなどウエアに気をつけることで不安感を取り除くことが可能です。

●「ターン」の練習の仕方

練習を始めると「うまく曲がれない」という局面にぶつかることがありますが、ターンの練習の仕方としては先ず怖いと思うことがないような緩やかな斜面の橋に行き、ボードをはいた状態で一緒にいる人に体を支えてもらい、その支えが離れてもまっすぐに進めるようにボードをまっすぐの位置にします。

その状態で遠くを見る目線と膝をきちんと曲げた姿勢になっているか確認し支えをそっと離してもらい、膝の状態を保ったまま目線を曲がりたい方向に向けてエッジを傾けて曲がる感覚を覚えていきます。少し斜面を上がるところで勝手に止まるのでそこまでまで曲がりきりますが、危ないか怖いと感じたら自分からこけて止めるのが効果的です。

ターンを始めて練習する場合はゲレンデの端から端まで曲がるくらい、とにかく大きく曲がることが大切です。大きく曲がると緩やかにエッジを掛けて、ひざの曲げ方やエッジのかかり方、足首の感覚などを気にかけながら焦らずに練習ができるというメリットがあります。

何回も続けてターンを練習する時も大きく曲がることを意識してターンを続けていく練習をすることがうまくターンができるようになるポイントになります。
これらのように「自分で止まる」「こける」「大きくターン」の練習を積み重ねることがスノーボードが好きになる最も重要なポイントです。

生活
石油ファンヒーターのメリットと上手な使い方

■石油ファンヒーターについて

たくさんある家電の中でも、石油ファンヒーターと聞くと、真っ先に灯油の使用や稼働に際して発生する臭い、また危険度など色々なイメージを思い浮かべる方がいることでしょう。

簡単に言えば、これは石油を使って暖めるストーブの一種と言えます。
そして、ヒーターの中にファンつまり送風機は付いており、そのファンによって熱が強く送り出される仕組みになっていると理解することができます。

加えて、これは石油ストーブのように単に石油だけを使って暖めるものでなく、灯油の量を加減して温度を調節するために電気も同時に使われているのが大きな特徴となっています。

そんな高い人気を誇り、多くの人から愛用されているのが石油ファンヒーターですが、この暖房器具を使うメリットとは一体何でしょうか。
何と言っても最も大きなメリットと言えば、電源を入れればすぐに部屋が暖まるということです。

ファンヒーターを使ったことのある方ならすぐに理解できると思いますが、電源を入れた瞬間に「ボゥッ」と音がして大変力強く燃え出し、一気に部屋中が暖かくなるのです。
そのため、凍えそうな寒い外から帰ってきてすぐに暖まりたいという場合や、朝の冷たい空気の中で目覚めた後すぐに体を暖めたい場合などには、もってこいの暖房器具と言えるでしょう。

■どこにでも自由に場所を移動できるというメリットもある

また、部屋の一箇所に備え付けられたエアコンを使って暖をとる場合とは異なり、どこにでも自由に場所を移動できるというメリットもあります。
それほど重いものでもないため、たとえ女性であっても一人で簡単に動かすことができます。

そのため、エアコンの風が届きにくいような場所で暖をとりたいと思う場合に使用したり、寒々しい廊下に持って行ったり、またはキッチンに移動させて使用したりと、まさに自由自在に使えるのが大きなメリットとなっています。
中には、寒い冬にお風呂に入る前に脱衣所に持って行って、まずは脱衣所と浴室全体を暖めてから入浴する人もいると言われています。

さらに別のメリットして挙げることのできる点は、この暖房器具には温度調節やタイマーセット機能が付いているという点でしょう。
一般の石油ストーブにはこのような細かな機能が付いていないため、全て自分で調節しなければなりません。

それに対して石油ファンヒーターなら、このような機能が付いているおかげで、朝目覚める少し前の時間にセットしておくことによりある程度暖かくなった部屋の中で目覚め、一日の活動を気持ちよく始めることもできるのです。

布団の中から出るのさえ億劫になるような冷え切った空気の中で、朝目覚めなくてもよいというのは大変有り難いことではないでしょうか。
便利なタイマー機能や温度調節機能をフルに活用して、ファンヒーターライフを存分に楽しんでみるのもお勧めです。

■エアコンと比較して乾燥しにくいので喉にも優しい

他にも、エアコンと比較して乾燥しにくいという点を挙げることもできます。
エアコンを使って部屋を暖めようとすると、部屋の空気が乾燥し過ぎてしまうという点を指摘する人がいます。

ところが石油ファンヒーターなら、そんなエアコンと比べてかなりの程度乾燥を和らげることができると言われているのです。
そう言えるのは、灯油を燃やす時に水分が発生することにあると言えるのであり、その際に発生した水分によって乾燥が和らげられるというわけです。

当然部屋がそれほど乾燥しないということは、乾燥が原因で喉が痛くなるといった事態を避けることができることを意味しています。
また、一般に風邪やインフルエンザには湿度が大きく関係していると言われています。

乾燥を防ぐことができるファンヒーターを使うなら、実は湿度の大幅な低下をも防ぐことができるのです。
こうした作用によって、風邪やインフルエンザの蔓延を防ぐことができると言われているため、まさに一石二鳥と言うことができます。

加えて、石油ストーブなどと比べてみると、安定性に富んでいるというメリットもあります。
そのため、火災などのリスクが少ないと言えるのです。

■エアコンと上手に併用させるのが賢い使い方

では、そのように非常に多くのメリットを持つ石油ファンヒーターですが、一体どのような使い方をしたらより賢く使用できるのでしょうか。
節約できる賢い使い方の一つのポイントは、エアコンと上手に併用させるということです。

既に上述した通り、石油ファンヒーターは灯油と電気の両方を使って暖めるため、効率良く一気に温めることができるという特徴があります。
灯油を使って熱を発生させているため、電気はそれほど使いません。

ただし注意していないと、暖かい空気が一気に上方へと上がっていってしまうことがあるため、エアコンとの併用がお勧めなのです。
まずファンヒーターを使って下側から暖め、数分後にエアコンもつけてその暖かい空気を部屋全体に循環させることができます。

こうして一旦暖かい空気が部屋中に循環したなら、後はコタツやブランケットなどの防寒具に切り替えることもでき、電気代の節約を図ることもできるでしょう。

その他
深刻化する環境問題の展望について

井草実業が考える今後の環境問題の行く末

産業革命以来、人類は石炭や石油などの化石燃料を大量に消費し、消費財や耐久財の大量生産と大量消費の恩恵を受けて、文明のもたらす果実を享受してきました。

その結果平均寿命は大きく伸び、生活はより効率的かつ快適に億rことが出来るようになってきたわけです。

しかし他方で様々な環境問題に直面し、今後の人類の展望に暗い影を落としています。
なかにはやがては人類の存亡のときに直面すると主張する学者もいるほどです。

私たちが利便性を追求した結果の産物ともいえる環境問題のなかでも、全世界レベルでの取り組みが求められている地球温暖化問題を中心に、検討をしてまいりましょう。

地球は周囲を大気で包まれています。
大気には二酸化炭素やメタンガスなどの温室効果ガスが分布しており、太陽光で温められた空気が宇宙空間に放出されないように作用しているのです。

温室効果ガスのお陰で気温が維持され、人類をはじめとした生物が生存可能な環境が保たれているとされています。
生命活動のためには温室効果ガスは必要な側面はあるわけですが、近現代になると各種の産業によって化石燃料が大量に消費され、大量の二酸化炭素が大気中に分布する結果、温室効果ガスの類をみない増加によって地球全体の平均気温が上昇する経口が顕著になりました。

これが地球温暖化問題になります。

井草実業より一部引用

地球温暖化の影響はどのような現象をもたらすのか?

地球温暖化と聞くと夏場の気温が上がる程度のイメージを抱く向きもありますが、ことはそれだけに止まりません。
それでは、地球温暖化の影響はどのような現象をもたらすのでしょうか。

まず気温の上昇によって南極などの極地の氷が溶け出し海全体が温められ膨張し海面水位が上昇するようになります。
海面水位が上昇すれば海面下に水没する地域も出てきます。

仮に1m海面が上昇するとマーシャル諸島では80%バングラデシュでは20%弱の地域が水没し人が住めなくなると推定されています。
現に太平洋の一部の島々では水没を避けて移住などの対策をとり始めた地域もある程です。

ちなみに地表面の気温が2度上昇すると海面は50センチ上昇すると見られています。
結果的に日本の砂浜の70%は50センチの海面水位の上昇で消滅すると見られているのです。

近年経験されていることで実感をお持ちの人もいるかと存じますが、異常気象の頻発などの形でも現れてきます。
これは温暖化で大気の気温が温められることで、気候変動につながり雨が増えて大雨の頻度が増えたり、むしろ逆に大干ばつに見舞われるなどの現象が見舞われる機会が増えるわけです。

地球規模で大干ばつなどが、穀類などの基幹食料の生産地に大干ばつや洪水をともなう大雨などに遭遇すると世界レベルでの供給体制に深刻な支障をきたすことになるわけです。

さらに気候が変動すると、環境変化に対応できない動植物が絶滅することで、種の多様性が損なわれることにも繋がります。

私たちの健康にも悪影響を与えることが指摘されている

そして温暖化などの緩急問題は私たちの健康にも悪影響を与えることが指摘されています。
具体的には夏はさらに高い気温になり、熱中症の増加はもちろん、マラリアやコレラなどの熱帯地域の感染症の感染地域が、さらに世界規模で拡大することが懸念されます。

とりわけ感染症を媒介する熱帯地方に生息する蚊が、生育地域を広げ熱帯域の感染症が新たに持ち込まれるリスクが警戒されているのです。
気温上昇はもたらす副反応には、光化学スモッグが増加するとも推測されています。
気温が高いほど化学反応が加速されるからです。

地球温暖化問題を始めとした今日の環境問題は、その原因の発生源とその被害者と言う図式はもはや妥当しないといって間違いないでしょう。
産業革命移行の古典的な問題のモデルは大企業や国家レベルでの産業活動の結果としてもたらされる災厄の性質を有していたのは事実です。

その対策に各種の汚染を除去する技術革新や事業活動に制約を課す規制などによって解決を見ることが可能で、現にそれなりに機能してきたのです。
しかるに今日の環境問題は誰もが加害者でもあり、被害者でもなりえる意味で、交換可能な立場に立っているといえます。

自分で出来ることから実践することが第一歩

例えば温暖化の原因となる二酸化炭素は私たちが生活を営むためのシーンのどれを切り取っても、不即不離の関係にあるといえます。
いわば現在の文明生活を送る者が負うべき「業」とでも表現すべきものです。

食事を作るためにガスや電気を使用する、交通アクセスに乏しい地域から通勤先に移動するために自動車を利用する、このような何気ない行動のひとつひとつが二酸化炭素排出をともなっている訳です。

すなわち従来の生活のありようそのものの妥当性が問われているわけです。
そこで地球規模で進行する環境問題に取り組むためには、自分で出来ることから実践することが第一歩になります。

例えばクーラーの気温は28度に設定するなどして省エネすることが大切ですが、気温上昇を回避するために、遮光するカーテンを使用したり、断熱効果の高いガラスに入れ替えるなど身近な場所から、環境問題に取り組むことが求められて」いるのです。

その他
ランドセルは今のままでいいのだろうか?

入学祝いのプレゼントとして定番のランドセル

子供が新入学するとなると、誰しもがイメージするのは新品の通学服とランドセルということになります。
子供が成長したという喜びや将来への期待感が織りなすということと、長い人生の中でもっとも大切な節目ということがあるからでしょう。

親がこれらを用意するのが普通ですが、ご家庭によってはおじいさんおばあさんが用意してあげるということも少なくありません。
特にランドセルの場合は入学祝いのプレゼント品としては代表的なものとなるので、そうしたことに適しているということも言えます。
ランドセル男の子

ただし、このところランドセル価格はうなぎのぼりであり、しかも少子化で数が少なくなっていることも後押しして、スペックが過剰気味になったり、ブランドマークがついたりして、さらに高級品が登場するという具合になっています。

高いなという印象を誰しもが持っているはずですが、お祝い品であること、せっかくならいいものをという風潮もあって、一向に変わる気配がないという傾向にあります。

その代わり、メーカーも値段に見合う品質ということで、丈夫さは6年間保証というものすら登場してきています。
品物の保証はせいぜい1年が相場でしたから、驚くべき保証期間です。

でも、乱暴に扱わない限り、どのランドセルも6年間はおろか場合によると倍の12年間も使えるほど丈夫に作られるようになっています。

その証左に、小学校を卒業してランドセルが不要になったということで、物資が豊富でない国への援助品の中にも入っており、子供さんの数が少ないということもあって、年々送る数も増えてきています。

ランドセル、少し高過ぎるのではないか?

状況は前述のとおりであり、それなりの意味が合ったり、ある意味で役に立ったりですが、客観的に見てみると、やはり今の価格は高すぎるということができます。

無理なく買うことができるご家庭はいいとしても、普通に考えれば、5万円を超える価格はご家庭の経済にとって大きな負担となるはずです。
それだけでなく新入学のときには、文房具やその他にも揃えなければならない品物が多く、成長や期待があったとしても、多少の背伸びにはなっているはずなのです。

6年間使えるものでなければならないことは確かですが、そこまでの材質、作り方、加工、スペックでなくても、勉強道具の運搬ということに堪えることはできるはずです。

価格を下げれば、全体の売り上げが落ちるということになるので、ランドセルメーカーにとっては大きなダメージになりますが、企業活動本来の姿からすれば、今の姿は本来でないということを受け止める必要があります。

企業は儲けなければつぶれるという運命にあり、企業として収入を得て、従業員の給料を確保し、株主に配当をするためには、何としても売り上げを積み上げ、利益を確保するということをしますが、それもこれも世の中のお役に立ち、社会に貢献するということで、得られるものだという性質をもう一度考えることです。

メーカーがWNで消費者がLOSEはあるべき姿ではない

原点に戻せは、生きる糧を得るために企業を立ち上げ、企業活動を展開しますが、何をしても良いということではないはずです。
お客様のお役に立つ商品やサービスを提供し、その結果自分たちの生きる糧を得るということのはずです。

『7つの習慣』を著したスティーブン・R・コヴィー博士のお言葉をお借りすれば、そこには「WINーWIN」という概念があるはずなのです。
メーカーがWNで消費者がLOSEでは、あるべき姿ではないのです。

もちろん、メーカーがLOSEで消費者がWINでもあるべき姿ではありあません。
儲けすぎは前者であり、損して売るは後者ですが、目指すところは、メーカー・消費者の両方はWIN、つまり「WIN-WIN」なのです。
この原点に戻ることができれば、この世界も皆がハッピーになること間違いありません。